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2004/08/09

舞城王太郎「阿修羅ガール」

 随分前のことですが。
 私が書いた短編をとある人に読んでもらったところ、「文体とか内容とかコレに似てる」と言われたことがあり、ずうっと、どんなものなのか気になっておりました。で、今回、読んでみることに。

阿修羅ガール
舞城王太郎著

出版社 新潮社
発売日 2003.01
価格  ¥ 1,470(¥ 1,400)
ISBN  4104580015

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 ……似てる? と訊かれても困りますわね。公開してないし。
 似ている、というか、どヘタなパクリみたいと言えなくもない……かな。とほー。

 私にはとてもじゃありませんが、ここまで突き抜けられません。こりゃ芸人の域だよ、ってかプロなんだって。さすがだよ。

 突き抜けてるっていっても、全然読みやすいしそれなりに計算されてるんだって思うし、つーかどんどん先を読まされちゃうって感じでこんちくしょー、なんだけど、アイコの気持ちには共感できてしまう。
 共感できちゃうあたしってば、サイテー? なんて気もするけれど、実際そうなんだから仕方ないし、きっと誰しもが心の中に抱いている本音だったりもするんだろう。でもアイコは主人公なだけあって、冷静に周りと自分を見ているから、愚痴っぽくはなってない。

 ……似せて書こうとすると難しいな。つーか、似てないし。

 一番はじめにパラパラっとめくったら、デカ文字が目に入ってビビりましたが、読んでみると効果的に使われていました。まあ、素人は手を出してはいけない領域かもね。
 途中からすごく怖くなってくるのだけれど、陽治やお兄ちゃんや桜月淡雪の存在が救いになります。特に桜月淡雪はいい。彼らのおかげで、意外にも、読後感は非常に良かったです。

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