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2004/09/07

室井佑月「熱帯植物園」

 やっと発見。18歳未満の人は、オトナになってから読みましょう(笑)。

熱帯植物園(新潮文庫)
室井佑月著

出版社 新潮社
発売日 2000.10
価格  ¥ 460(¥ 438)
ISBN  4101302316

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 何を発見したのかというと、「セックスの後のみりんはうまい。」ではじまる小説。
 室井センセの本を書店で見つけては、この冒頭を探していたのですが、なかなかなかったんです。やっと見つけました。
 
 この本は短編集になっておりまして、その中の「クレセント」が捜し求めていたそれでした。
 この作品で、新潮社主催の「読者による『性の小説』」入選を果たしてデビューされたハズです。確か。

 いつだったかテレビで室井センセの特集をやってまして、多分新潮社の編集の方が、「この冒頭一文を見たときに、素晴らしいセンスを感じた」とか何て仰ったかはよく覚えてないんですけど、大絶賛してまして。
 「プロ作家でも冒頭一文というのは苦労するんです。それを事もなげにやってのけたこの人はすごい」

 確かに、ものすごく続きが気になる冒頭一文ですよね。次の行を読まずにはいられないですよね。
 最近では、「蹴りたい背中」の冒頭にも唸りましたが、ホント、いい冒頭っていうのはなかなか出てきません。作家を目指し始めて、何本も小説を書いてきましたが、「ビバ、私!」と言いたくなるような冒頭を書いたことはありません。えっへん。

 しかもこれが、マトモに書いて投稿した初めての小説ですってよ。類稀なる才能ってやつなんでしょうね、これが。
 きっと、一分一秒を無駄にしない生き方をして身につけたものに違いないっす。

 でも内容は苦手風味でした。自虐的なものはダメなんすよ、私。
 窓の外で荒れ狂う風と雨が、さらに雰囲気をつくりまして、落ち込んじゃいました。とほー。

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