« ま、一応。 | トップページ | 女ひとり旅(パチスロじゃない) 4 »

2005/02/01

女ひとり旅(パチスロじゃない) 3

 こちらの記事の続きです。

 さてさて、渋滞に巻き込まれた私は近道をするべく、未知の県道に突入したわけですが。

(ちなみにコレは数年前の話で、道順がほんとにこれだったのか記憶が曖昧なのですが、地図を見る限りこの道しかないような気がするので、これで突っ切ります。突っ切るといったら突っ切る。突っ切るんです)

 最初は快適快適。県道といったって、国道と何ら違いはありません。
 なんせ、国道432号線にとにかく入りたいわけですから、その看板を目印に走るだけです。国道に入る看板は親切にも何回も表示されているもんですよ。ふっふっふ。

 私の目に狂いはないね。あーはははは。

 高笑いしながら、県道を走らせる私。もちろん計画通り、国道432号線に突入しました。
 道路脇には、国道を示す標識。逆三角形の青いヤツですね。

 よしよし。この標識がある限り、私は大丈夫だ。

 仮に最後にまた県道に入る道を見逃したとしても、この国道432号は国道9号に繋がっていますから、何にせよ道に迷うことはないという算段です。
 完璧です。スバラシイ。ビバ、俺様。

 とまあ、快適にドライブを楽しんでいた私ではありますが。
 なんだか道が狭くなってきました。けれども、国道の標識は依然として道路脇に見受けられます。

 ……まあ、国道っつっても、色々あるもんだね。

 なーんて考えて、首をひねりながらも、そのまま車を走らせました。

 で。しばらくしてから。
 呆然とする私がそこにいました。

 ここ、どこですか……?
 明らかに山道なんですけど。つーか、山の上からの夜景でも見にいくつもりなんですか、私。

 ごくごくたまーに車と離合します。それもかなりギリギリな幅です。ガードレールは谷底に落ちそうな曲がりっぷりのカーブにぽつねんとあるだけ。

 うわーん! どこで違う道に入り込んだんだー! なんでー! 標識をずっと確認してきたのにー!

 一人ですからね。もう半泣きです。はっとして車を路肩に止め、助手席に置いてあった買い物袋をがさがさとやります。ええ、もうおやつもおむすびも食い散らかした後でございます。

 板チョコ買っときゃよかった。

 どこに遭難するつもりですか、私。

 ま、そこにいても仕方ないんで、その道をそのまま進むことにしました。
 しかし、だんだん日も暮れてまいりました。時間がどんどん過ぎていきます。元々、曇り空でしたので、鬱蒼とした森が押し迫ってくるような感覚がします。

 こんなことなら、素直に国道54号線の渋滞に巻き込まれておけばよかった……。
 なんかお腹も空いてきたよぅ。街灯の一本もないよぅ。ママーン!

 30分ほど泣きそうになりながら車を走らせた後、視界に飛び込んできたものがありました。

 国道432号線

 ええ、逆三角形の青いヤツですよ。国道でしたよ。間違ってませんでしたよ。

 教訓 : 地図を見るときには、高低差も考慮しましょう。

 ま、道は間違っていなかったわけですがね……かえって遠回りになっちまいました。
 それでも、迷子になったわけではないことに安堵した私は、俄然、車を走らせました。
 少しずつ道も開けてきました。そうすると「米子市街」の看板が出現。もう間違いありません。

 やった……。やったよ、私! たどり着いたよ!

 計画を変えなきゃ、最初からこんなことにはなりませんでしたがね。達成感でいっぱいでしたわ。

 そこまでくると、後はもう楽勝。「皆生温泉」の看板まで出現してきました。
 そうしてやっと、皆生温泉に車を乗り入れました。無事、到着です。

 時刻はすでに7時。一体どういうことですか。訳が分かりません。

 急いでそのへんの旅館に飛び込む私。なんせ温泉街ですから。いくらでも宿はありますよ。

 「いらっしゃいませ~」
 「あの~、部屋は空いていますか?」
 「はい、何名様ですか?」
 「一人です」
 「えっ?」

 しばし凍る、フロントのお姉さん。「少々お待ちくださいませ」と言いつつ、奥に引っ込みます。
 そして出てきた彼女は言いました。

 「申し訳ございません。本日は空き室がございませんので……」

 嘘つけー! 今、空いているかって訊いたら、はいって言ったじゃんかよー!
 しかももう7時だぞー! 今更新規のチェックイン客なんか来ないよー! 二名様の部屋でも三名様の部屋でもいいから、空いてたら入れるだろ、フツー!

 やっぱり、自殺を疑われてる。死なないっつーの。んなアホなことしませんってば。

 私は宿を見つけられるのか? それとも車中泊を余儀なくされるのか? あるいは健康ランドを捜すのか?(パチスロひとり旅風味)

 つづく。らしい。

|

« ま、一応。 | トップページ | 女ひとり旅(パチスロじゃない) 4 »

コメント

先日はコメントどうも。

渋滞には素直にくっ付け。これは私が7年間の放浪中に学んだことです。
郷に入りては郷に従え、と言い換えることもできるでしょう(苦笑)。
急がば回れ、というのは回り道をすることではなく、渋滞の最後尾に付くことです。

それでは、続きを楽しみにしておりますぞ。

投稿: 二代目名波誠 | 2005/02/02 00:28

>二代目名波誠さん
 名波さん、ようこそおこしくださいました~!
 むっ、むっ、むさくるしいところですがっ、どっどうぞっ(←動揺中)。

 ……はっ。パクリ風味なタイトルがバレてしまった。てへ。

>渋滞には素直にくっ付け。これは私が7年間の放浪中に学んだことです。
 ……やっぱり。
 私はこの旅で何を学んだのか知りませんが、未だに、横道に入り込んで民家に突っ込みそうになったりしています。元の道に戻ると既に渋滞は緩和されていたりして、虚しさ満点だったりします。
 肝に銘じます。とほほん。(←まねっこ

>続きを楽しみにしておりますぞ。
 うお~! すっごく励みになります! ありがとうございます~っ!

投稿: リカ | 2005/02/02 08:10

オイラも渋滞は極力避けるタイプ。
知ってるとこならいいんですが、知らない土地で渋滞しても脇道にそれます。
ナビがついてるので行った場合、必要以上に元の(渋滞中の)道に戻すようナビしますが、お構いなし。ですんでえらい山道に行ったり、住宅街のすれ違えないような道に迷い込んだりはしょっちゅうあります。(復習しないオイラ
その甲斐あってか、第六感は結構研ぎ澄まさせましたw
この道臭う!みたいな。(ダメ?

とりあえず、「宿を見つけられた」に一票!

投稿: ボンバー | 2005/02/02 10:24

私もボンバーさんと同じく、ちょっとでも渋滞したり
気になる(?)道があったら、すぐ入っていっちゃいます(笑)。
そして、どんどん深みにはまって、抜けられなくなる、と(爆)。
でも、「うおおおお!こんなところにこんな風景がっ!」みたいな
近道とは全然関係ない発見もあって、それはそれで面白いのですが、
そんなのは急いでいるときは余計なことですね・・・。
ま、どう間違えても国外に出ちゃうことはないですから
言葉は通じます、必ず終わりは来ます(海に突き当たるとかして・・・)。

私もうら若きOL時代に、よく京都や大阪に一人旅行ってました~。
満室以外では断られたことはなかったけど、それは都市部のホテルだったからであって
山あいの旅館や民宿だったら、やっぱり断られてたのかも知れないですね。

一人旅ってけっこう良いんですよね。
余計な気を遣わないでいいし、ダラダラしても誰にも迷惑かけないし(笑)。
ホテルで寝て帰ってきただけ、という旅行もありました、あれはさすがにもったいなかった・・・。
続き、楽しみにしています。

とりあえず、「宿を見つけられず車中泊」に一票!(ひどい・・・)

投稿: しのぶ | 2005/02/02 18:53

 ほ~。本当に女性ひとりだと断られるんですな。
 つうか、そのくらい人の目を見て判断できんか? って感じ。長年商売してて、それこそ何万って他人と接してる、いわばプロじゃないですか。
 アホですか? っつうの。

 おっと、何故か変なポイントで怒っちまいました。でも、そう思いませんか? バカですか? って。

 で、健康ランドでどんな危ない体験を・・・(←希望。

 
 

投稿: JPSC | 2005/02/02 19:40

>ボンバーさん
>知ってるとこならいいんですが、知らない土地で渋滞しても脇道にそれます。
 おっ、ボンバーさんもそうですか~。
 しかしせっかくのナビの意味があまりありませんな(笑)。私の車にはもちろん、ナビはついていませんが……ちょっと欲しいんですけど……でも、脇道にそれる人にはあまり意味がないということなんですね(笑)。
 やっぱり必要ないかなあ~。テレビとか運転中に見たくなりそうだしな~。(←危ないから止めとけ。

>その甲斐あってか、第六感は結構研ぎ澄まさせましたw
 わはっ、超能力だあ。
 私はいつまでたっても第六感が働きません。素質がないということなのか。

>とりあえず、「宿を見つけられた」に一票!
 おっと。しーーーっ。内緒でお願いします(笑)。


>しのぶさん
>ちょっとでも渋滞したり気になる(?)道があったら、すぐ入っていっちゃいます(笑)。
 ああっ、ここにもチャレンジャーがっ!

>そして、どんどん深みにはまって、抜けられなくなる、と(爆)。
 まだ普通のところなら何とかなるんですが、一方通行の道が出てくると、何が何だか分からなくなってきませんか? あと、行き止まり。方向を把握できなくなるんですよね~……って、私だけ?

>そんなのは急いでいるときは余計なことですね・・・。
 急いでなければ、色んなことを楽しめるはずなんですけどね~。というか、ひとり旅の醍醐味ってそこにあるような気がするんですが……損したのかしら、もしかしてっ。

>言葉は通じます、必ず終わりは来ます(海に突き当たるとかして・・・)。
 私の場合、海に突き当たるっていうのがオチですが(笑)。日本人でよかったです。陸続きの国だったら、国境を越している怖れが(汗。

>私もうら若きOL時代に、よく京都や大阪に一人旅行ってました~。
 おおっ、しのぶさんもですか! でも私の場合、結局はこの一回きりでした。もう一度体験したかったのですが……。まあ、密度は濃い旅だったのでヨシとしますっ。
 でも躊躇しない宿もあるんですね。そういえば出張先のビジネスホテルで断られたことはないから、温泉宿に限る話なのかもしれませんね。

>ホテルで寝て帰ってきただけ、という旅行もありました、
 でも何か分かる気はします。違う土地で一人、ぼーっとしたくなる時はありますもの。そういう時間が大切なんですよね~。

>「宿を見つけられず車中泊」に一票!(ひどい・・・)
 いや、ほんと、危ないところでした……。
 続きが楽しみと言ってくださって、嬉しいです~! ありがとうございます♪


>JPSCさん
>ほ~。本当に女性ひとりだと断られるんですな。
 断られましたねぇ。行く前に会社の人に警告は受けていたんですが、まさかあそこまで断られるとは思っていませんでしたよ~。二、三軒も回ればどこかあるだろう、と甘く見てました(汗。

>アホですか? っつうの。
 言ってやって、言ってやって! ほんと、ムカついたし哀しかったですよ~。純真で可愛くて元気な女の子だって、見れば分かるでしょうに。……あっ、ごめんなさいっ。嘘ですっ。悪かったですっ。悪ふざけがすぎましたっ。顔はやめて、顔は~!(をい。
 もしかして、そんな事件が昔あって、警戒しているとか……? まっ、まさか。

>で、健康ランドでどんな危ない体験を・・・(←希望。
 希望っすか(笑)。じっ、実はあんなことやこんなことを……もうお嫁にいけなーい! なんちて。
 何とか大事には至らずに済みました(笑)。

投稿: リカ | 2005/02/03 00:31

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/35231/2769687

この記事へのトラックバック一覧です: 女ひとり旅(パチスロじゃない) 3:

« ま、一応。 | トップページ | 女ひとり旅(パチスロじゃない) 4 »