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2005/04/07

「ローレライ」観てきました

 昨日、やっとで映画「ローレライ」を観てきました。

 原作のあまりの重厚っぷりに、映画の方はどうなのかと、楽しみ半分、不安半分でございましたが。
 結構、楽しめました。

 ああいう戦闘シーンとかがある映画は、映画館のスクリーンで見るといいですねっ。
 ショボいと噂のCGでしたが、私はあまり気になりませんでした。明らかにCGだって分かるシーンもあるのだけど、まあそれはそれでそんなもんかな、って感じで。
 艦内でのスピード感溢れるカット割りなんかは結構好きですよ、私は。テニアン沖の戦闘シーンもよかったし。

 ストーリーは……予想通り、かなり省略されてましたね。
 時間を節約するためか、登場人物がまとめられてました。
 フリッツ+土谷+高須=高須(石黒さん) とか。
 高須+木崎+早川=木崎(ギバちゃん) とか。
 でも、あの大作を二時間半にまとめようと思ったら、これはもう仕方のないことでしょう。
 むしろ、映画化が大前提だというのに、2800枚も書いちゃった福井氏がいけないのかもね。まあテーマがテーマなだけに、それだけの分量がどうしても必要だったのかもしれませんが。

 しかし、あのストーリー展開のスピードで、原作を知らない人にも理解できるんだろうか?
 伊507が異形の潜水艦だってことすら分からない人がいるんじゃないかと心配になりました。興味のある人は、一目で分かるんだろうけど……私だったら、原作を読んでなけりゃ分からない、多分。そんなもんか、と思っちゃうね。
 異形だからこそ、浮上しなければならなかったし、伊507にしか出来なかったんだよ~。

 ところで、私の大好きな艦長のキメ台詞がなかったー! むちゃショックー!

「ローレライは、あなたが望む終戦のためには歌わない」

 じ~ん……。男前だ、絹見艦長。

 残念ながら、いかがなものかと思うところも二、三、ありました。

 ネタバレを含むので、読まれる方は反転願います。

 伊507は、歴史上に存在してはいけない潜水艦なんです。いくらSFだからって、現実にあったことをなぞっているのだから、歴史を変えてはいけない。
 だから、伊507は絶対に撃沈されなければならなかったんです。あんな、どっちにもとれるような終わり方はいかがなものかと。
 それに、伊507が沈むことによって、色々なメッセージが伝えられるはずなんです。ここが一番大事なシーンだったはずです。
 B-29を撃沈したあと、潜っちゃったから、びっくりしたよ……。
 更に言うと、艦を降りた人たちが無事に日本に着いたって……なんじゃそりゃ。
 しかも、写真が残ってるし。そりゃないっす。

 あの作りでは、戦争の理不尽さとか、そういったメッセージ性が低すぎます。
 伊507が完全に撃沈されないのなら、実際の歴史をなぞるべきではなかった。近未来とか異世界とかにするべきだったと思います。

 てなことを思いました。
 まあでも、そんなことを言ってはいますが、全体的には面白かったと思います。
 スタッフの皆様には、よく頑張ったと言ってあげたいですわ。

 ところで……噂によると、エンドロールを最後まで見ると仕掛けがあるって話だったんですが……。
 あの写真、なんか仕掛けがあったの……? ごめんなさい、私には分からなかったです。しょぼーん。

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コメント

映画鑑賞してないなぁ。

嗚呼! ガンダム三部作観たい!

って、ガンダムかよ!

重くないすか? ローレライ。
戦争って、日本が描くのとアメリカが描くの、如実に雰囲気違って不思議な感じ。
我々戦争を知らない世代にとっては所詮他人事。
パールハーバーて観ましたがひどいぞ日本。真珠湾攻撃は本当は宣戦布告していたはずなんですが・・・。


あ、そうそう、百恵ちゃん世代ではないんですよね? わたくしもそう。でもピンクレディはケイちゃん派。キャンディーズは蘭ちゃん派。

すみません。芋焼酎が脳に回って文章がハイです。申し訳ない。

ま、何を言いたいかというと、映画館で映画を観たいということ。(ヲイ!

投稿: JPSC | 2005/04/07 21:23

おかえりなさ~い。
確かに小説を読んだ身には、いろいろ納得いかない部分が多かったですね。
戦闘シーンが派手でも、きちんと「戦争とはこういうもの」というのが
語られてる映画もあるから(「プライベート・ライアン」みたいに)
ローレライだってできなくはなかったハズだと思うんですよ。
でも、そうしなかったのは、やはり監督の意志だったのかな、という気もしています。
ガンダムやエヴァは、どれだけ人が死んでも笑って見てられますもんね。
そういう視点で見ると、あれはあれでアリかなと思ってます、妥協?


とりあえず、小説を読まずに映画を観たダンナは、いちおう筋は分かったようです。
パウラがなぜ「超能力」を持つようになったかとか、
あるいは鑑をアメリカに売った日本人だって日本のためを思っていた、とか。

私も鑑の最期には納得がいきませんでした。
私はあそこを観るために、あそこで号泣するために来たのに。

>>あの写真、なんか仕掛けがあったの……? 

えっ!!!!それ知らなかったよ???
「潜水艦の乗組員て、他の連隊と違ってアットホームなんだよ」ってことを
言いたいだけかと思っておった・・・。
と!言うわけで、トラックバックも送らせていただきま~す!

追記:すいません、こないだ言ってたパチ屋さんは、
エスパス日拓という店だそうです。
名前忘れちゃいかんと思って(笑)、写真とってきました。
http://shinobu.cocolog-nifty.com/apty/images/pachi.jpg

投稿: しのぶ | 2005/04/07 23:03

おっ!ついに見てきましたね!
ぽやぽやには初のTBしておきましたよ(笑)

やっぱり小説読んだ後だと、削られた部分が気になってしまうんですね。
たしかに話がどんどん進んでいってしまうのは強引だなぁなんて思ったんですけど、割とサラッと楽しむことが出来ましたよ。

CGは正直しょぼいと思ったんですが、今の日本映画にしては良くやってたほうだとは思います。まんまアニメちっく水中戦闘シーンはそれはそれでいい味出してたと思いますし。

エンドロールの最後って仕掛けがあったんですか?ワタシも普通に写真が出てきただけかなぁ~なんて思っただけでした。

小説読んでも一回ぐらい見に行きたいなぁ。

投稿: dodo | 2005/04/08 00:10

>JPSCさん
>映画鑑賞してないなぁ。
 私も全然してなかったんですよ。たまたま、近くに映画館ができたので、行くようにはなりましたが、そうでなければ、ローレライも観たかどうか謎です(笑)。

>って、ガンダムかよ!
 ガンダムは私が○歳のとき、大ブームがありまして、その頃は見てました。次のも見たと思うのですが、たくさんシリーズが出てきて、何が何やらで、今ではさっぱり興味がなくなってしまいました(汗。

>重くないすか? ローレライ。
 重くないと思いますよ。私個人としては、もっと重くしてもよかったと思うくらいです。

>我々戦争を知らない世代にとっては所詮他人事。
 永遠に他人事であって欲しいものですね。

>あ、そうそう、百恵ちゃん世代ではないんですよね?
 シブがき隊はモッくん派。そんな世代。

>芋焼酎が脳に回って文章がハイです。申し訳ない。
 私は今、発泡酒二本でハイになってます(笑)。


>しのぶさん
>確かに小説を読んだ身には、いろいろ納得いかない部分が多かったですね。
 そうですね。なんか、もしかしたら原作を読まないまま観た方が、ピュアな気持ちで鑑賞できたのではないかと思ったりしました。
 でもやっぱり原作を読まないと、分からない部分が多々あるような気もするし……うーん、どちらが先がいいのか、難しいところです。

>ローレライだってできなくはなかったハズだと思うんですよ。
 そう! そうなんですよ。原作を読んでいるだけに、そういうのを期待していたんですよね。
 そして泣きたかったんですよ~。さめざめと。
 なので、少しがっかりもしたんですが、

>そういう視点で見ると、あれはあれでアリかなと思ってます、妥協?
 む~う、敢えて監督がああしたんですかね。重くならないよう、わざと。
 まあでも、その方がとっかかりとしてはいいのかもしれませんね。

>小説を読まずに映画を観たダンナは、いちおう筋は分かったようです。
 あ、原作なしでも大丈夫なんですね。
 私も夫に訊いてみたんですが、「分かったけど、お前から予備知識を得てるからかも」と言われたので、参考になりませんでした(笑)。

>私も鑑の最期には納得がいきませんでした。
 ああ、よかった! 私だけじゃなかった!
 そうですよね、あそこが一番いいところですよね。私の本には涙が沁みこんでいますよ(汗。
 しのぶさんと一緒です。あそこで感動したかったんです、私。
 最後の最後でああだったから、「ええ~!」って、釈然としないまま終わってしまったのが、残念でした。
 
>えっ!!!!それ知らなかったよ???
 私も行く前に、ちらりと見ただけだったんですが、ローレライの公式HPにスタッフのブログへのリンクがあって、それに書いてありました。
 ちなみに、この記事。
http://www1.507.jp/production/index.php?UID=1109776402
 あの写真……動いてました? 気付けなかった……ショック。

>エスパス日拓という店だそうです。
 おお、有名店ですわ! よく聞くお店ですよー!
 わざわざ写真まで、ありがとうございます~。見させていただきましたっ。保存もしちゃった♪ 感激。貴重な容量まで割いていただきまして、感謝感謝です~!

投稿: リカ | 2005/04/08 00:16

>dodoさん
>おっ!ついに見てきましたね!
 このまま上映期限を迎えるのではないかとヒヤヒヤしていましたが(笑)、やっと観にいきました~!
 
>削られた部分が気になってしまうんですね。
 気になりましたね~。原作の完成度があまりにも高すぎました。
 やっぱりね、映画化前提の話に2800枚も書いちゃだめだって(笑)!

>割とサラッと楽しむことが出来ましたよ。
 そうかあ~。読まなければそれでも大丈夫なようにできてはいるんですね。

>今の日本映画にしては良くやってたほうだとは思います。
 やっぱり、予算の関係もあるんですかね?
 亡国のイージスは、dodoさんのところにも書いてありましたが、自衛隊の全面協力があるそうなので、期待ですねっ。イージスの方は敬礼の仕方から何から指導されたみたいですよ。

>ワタシも普通に写真が出てきただけかなぁ~なんて思っただけでした。
 分からなかったですよね……。私なんか事前情報があったのにな~、くそう。
 ちなみに上のしのぶさんへのレスのところに、その関係の記事のURLを書いています。

>小説読んでも一回ぐらい見に行きたいなぁ。
 原作のパウラもカワイイんだから! ちょっとヘソ曲げたりしたとこなんか、キューンとしますよっ。

投稿: リカ | 2005/04/08 00:37

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「ローレライ」(2005) 日本監督:樋口真嗣  製作:亀山千広  プロデューサー:臼井裕詞 市川南 甘木モリオ  製作総指揮:島谷能成 関一由 千草宗一郎大月俊倫協力プロデューサー:山田健一原作:福井晴敏 『終戦のローレライ』(講談社刊) 脚本:鈴木智撮....... [続きを読む]

受信: 2005/08/28 00:22

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