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2005/10/04

友桐 夏 『白い花の舞い散る時間』

 コバルトロマン大賞受賞作。

白い花の舞い散る時間
友桐 夏著
集英社 (2005.9)
通常24時間以内に発送します。

 いや~、ずっと読みたかったんですよね。ロマン大賞発表のときに載っていたあらすじが面白そうだったから。

 主人公は『ミズキ』というハンドルネームを使用して同年代の四人の少女たちとネット上での交流を続けていた。ある日、四泊五日のオフ会が提案される。実際に会ってお互いの余計な情報を知ってしまうと、その後に気まずくなるかもしれない。名前をかえることが決定され、主人公は「深月」となる。
 だが宿泊地である山中の洋館に集まったのは、深月以外に三人の少女のみだった。欠けている一人は誰なのか。それは謎のまま、四人の生活が始まる。
 洋館の周囲にちらつく不審者の影に、過剰に怯える少女がいた。新興宗教組織の跡取りである彼女が自身の境遇を語ったことから、連鎖的に他の少女たちも口を開き始める。その話の中に組み合わせられるピースが多いことに気付いた深月は、この四人の出会いが画策されたものであることを確信する。
 最終日、深月の頭の中には四人を集めた黒幕の姿がはっきりとあらわれていた。

 なんか続きが読みたくなる感じですよね。選評でも、「これが一番読みやすく、面白かった」ってことだったんですよ。

 読んでみて、納得。「読みやすく面白い」。ごもっともでございます。

 叙述トリック的な仕掛けがもっとあったら、もっと面白かった。というのは贅沢ですかね。
 でも、最後まで謎で引っ張られ、楽しんで読むことができました。

 受賞できる作品ってのは、こうでないといけないんだろうなあ、と。いまさらですが。

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