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2006/02/28

海堂 尊 『チーム・バチスタの栄光』

 はいっ、今月も素敵にマイナス収支なわけですが、最後のあがきをムリにするのはヤメました。

 というのも、先週末から夫が出張だったので、何冊かまとめて本を読むことを優先させたのです。
 夫は別に、読書に反対する人でもないし、小説を書くことにも協力的なのですが。

 「ねー、俺のメガネ、どこいった?」
 「タバコがなくなったー」
 「新しい靴下どこー?」
 「ケータイがどこにあるか分からん」

 ……目の前にあんだろが!

 ホント男ってヤツは、冷蔵庫の中のバターが発見できない人種ですことよ。
 って訳で、集中して読めるこの機会を逃す手はないって思いまして。本を読むときってトリップしちゃうから、返事もできなくなっちゃいますしね。

 ま、今日には帰ってくるので、時間によっては悪あがきしに行くでしょう。

チーム・バチスタの栄光
海堂 尊著
宝島社 (2006.2)
通常24時間以内に発送します。

 読んだうちの一冊がこれです。
 満場一致で「このミス」大賞、だとかいう話だったので、わくわくしながら読み始めました。

 この作者、現役のお医者さんなんですって。
 現役ならではのリアリティがウリだって。

 えーと。リアリティがあるのかどうか分かりません。
 だってそんな知識、皆無だもん(開き直りコメント)。
 もちろん、リアリティ抜群なんでしょう。現役だからこそ分かる知識や雰囲気が、おそらく文中に溢れていると思われます。
 なので、医療関係にお勤めの方に読んでもらって、その感想を聞いてみたい。
 「あー、そうそう! そうなんだよねー」というその表情を眺めてみたい。ヘン?

 ミステリーとして楽しめたかどうかと言われると、何とも言えません。
 本人がテレビに出て仰っていましたが、「トリックだけを先に思いついた」。
 ……トリック……トリックか……。
 ものすごいのを想像してしまった私が悪いのか……。多少、期待はずれの感があったことは否めません。

 ただ、確かに、キャラクターが強烈で面白い。
 読み始めはムダと思われる改行が気になったりしていましたが、後半になるにつれ、そんな些細なことは気にならなくなりました。
 あのキャラクターは、強烈すぎて、忘れようにも忘れられないくらいです。

 ところで。
 作者はこの話を、時間がぽっかり空いたときに二週間で書き上げたんだそうで。
 さらに。
 「このミス」の特別奨励賞、12歳(応募当時)ですって。

 天与の稟質ってものは、やっぱり存在するのかなあ、とかそんなことを考えてしまいました。

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コメント

おひさしぶりです。こんにちわ。父さんいないとなぜか 私も図書館行って 本を借りてくるんだーなぜか ゆっくり読める気がして。
紹介されてた 本も読んでみようかなー一応わたしも医療業界の人なので、何か思うことがあるかもねー。この間 読んだ本は、白夜行 と 疾走 という本です。一気に読んでしまったけど、なんかとっても 重たいというかつらいというか・・・そんな話でした。
白夜行は今ドラマでやってるけど、原作のほうがおもしろかったです。
よかったら 読んでみてください。またお勧めの本があったら教えてください。

投稿: ボニータ | 2006/02/28 22:10

うはあ、大きな声じゃ言えないけどホント、男の人ってアレですよね~。
探す気あるのかよ、みたいな(笑)。
私も集中してやりたいことがあるときは、ダンナがいない時にしてますよ~。

現役のお医者さんで執筆もしてる人ってけっこう多いですよね。
今とはっては官能小説の大家となっちゃった渡辺淳一もそうだし
リングの瀬名秀明も医者ではないけど医学関係の人でしたよね。

んでもって、リカさん的にこの小説、ぶっちゃけお勧め?それともダメ?

私が最近読んだミステリー(って言っていいのかな)で面白かったのは
岡嶋二人の「99%の誘拐」と「クラインの壷」でした。
「クラインの壷」はSFに入るのかしら。
この小説は頭がおかしくなりそうでしたが(笑)、かなり面白かったですよ。

投稿: しのぶ | 2006/02/28 22:28

★ ボニータさん
 お久しぶりですっ。踊ってますか?

>ゆっくり読める気がして。
 やっぱりどこもそうだよね~。まったく自分一人だけのための時間って、なかなかできないもんだよねぇ。子供がいないウチでもそうだもんな~。子育てもしながら、という人は本当に尊敬の対象ですわ。

>何か思うことがあるかもねー。
 そうそう、そしてその表情を眺めてみたいのよ(笑)。
 バチスタ、と聞いてやっぱりすぐに思い浮かぶ? 機械出しのタイミングって、そんなに大事なの? 色々訊いてみたい~。
 今度、お貸ししますわっ。お願いします~。

>重たいというかつらいというか・・・そんな話でした。
 東野圭吾と重松清だよね。恥ずかしながら未読でやんす~(汗。でもそうか、重いんだ~。
 白夜行は今、ドラマをやっているみたいですね。そのうち読もうと思っているので、ドラマは意地でも見ないようにしています(笑)。
 今手元に残っているのが終わったら、読んでみるねっ!

>またお勧めの本があったら教えてください。
 いやいや、こちらこそ教えてください。学生時分に、横溝正史を貸してもらったことを感謝しております~。

投稿: リカ | 2006/03/01 15:03

★ しのぶさん
>探す気あるのかよ、みたいな(笑)。
 そうそう、そうなんですよ! 私はよく言ってます(笑)。
 以前、本で読みましたけど、性質の違いなんでしょうね~。
 私は縦列駐車が苦手な人間なので(←女性が苦手なものの代表格)、あまり人のことは言えないんですけども(汗。

>現役のお医者さんで執筆もしてる人ってけっこう多いですよね。
 論文なんかを書くことが多いから、それで文章力がつくんですかねぇ。それでもストーリーを考える力が必要でしょうから、すぐに書けるってものじゃないでしょうが、その多才ぶりは尊敬してしまいます。
 瀬名秀明は薬学系でしたっけ。パラサイトって言葉がかなり話題になって、そのままブームになりましたよね。すごいなあ。

>ぶっちゃけお勧め?それともダメ?
 ぶっちゃけると……オススメじゃないですわ(苦笑。
 なんかこう、一緒になって犯人探しやトリック解明をするっていう楽しみがあまりないというか……。
 ただ、新人賞とかの受賞作は、ヘンで醜いプライドが邪魔して、見る目が澱んでいる可能性があります……。うう。

>岡嶋二人の「99%の誘拐」と「クラインの壷」でした。
 岡嶋二人とは……また渋いところをついてきますな!
 作家志望の割に、世の中未読本だらけのこの私ですが(汗、「クラインの壷」はかろうじて読んでいました。よかった、ふう~。
 そうそう、頭がおかしくなりそうでしたよね。結局どっちやねん、どっちやねーん! って(笑)。
 ちなみに岡嶋二人で読んだ中では、「焦茶色のパステル」が一番面白かったです~。 

投稿: リカ | 2006/03/01 15:37

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book 海堂 尊 (著) 内容(「BOOK」データベースより) 東城大学医学部付属病院は、米国の心臓専門病院から心臓移植の権威、桐生恭一を臓器制御外科助教授として招聘した。彼が構築した外科チームは、心臓移植の代替手術であるバチスタ手術の専門の、通称“チーム・バチスタ..... [続きを読む]

受信: 2006/03/13 20:07

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